大学生に告ぐ Vol.2. 傷つくことを恐れるな。
ほぼ10年間、大学のキャンパスにいました。
いったい何百人の大学生に接してきたのだろう?
何百人、何千人の大学生を眺めてきたのだろう?
ずっと気になっていることがある。
失敗したり、傷ついたりすることを、極度に恐れて、
恐怖に支配され、自分の行動に制限をかけている人が多い。
おそらく。
転ばないように、転びそうになったら、
親や大人が手を差し伸べてきた結果だ。
そして、転ぶことが如何に「良くない」ことかと、
伝えられてきたし、そういう風潮を肌身で感じてきたのだろう。
転ぶこと、失敗すること、恥をかくこと、悩むこと、悲しむこと。
そうしたマイナスと感じられることを、怖がらないでほしい。
夜になって、真っ暗になって、やっと星の美しさに気づけるように、
しんどくて、人生お先真っ暗な状況になってはじめて、
光り輝く何かに気づくことがある。
人は、悲しむことを目的に生きてるんじゃないか?
その時、初めて見える、瞬く星の光を見るために…
そんなふうにいう人もいる。
ちょっと極端だけど。
人は悲しみが多いほど 人には優しくできる
そんな歌もある。
なんか卒業式みたいだけど。
ネガティブな面を持っていない人、そんな人います?
24時間365日、常に明るく笑ってる人、それは病気か薬をやっている。
ネガティブ・フラット・ポジティブが、
いろんなバランスで人の心のなかにある。
ときどきは、ネガティブな感情を楽しめ。