広島ブログ

オープンゲイなHaruの日常

広島でなんとなーくゆるくのほほんと暮らしてる、オープンなゲイの日常です。

セミナー・ワークショップ・講演に関するお金について。

先ほど、仕事に対する姿勢を表明し、本来ならば、営業をすべき段階ですが。
その前に、お金に関するルールも表明しておきます。


僕がお仕事をさせていただくのは、「貴重なお金をいただく」ことが前提です。
フリーランスで働くことを決めた時、真っ先にルールにしたのは、
「自分の専門性に関わる話は、すべてお金をもらうことにする」でした。


あと1週間、1月31日までは、専門性が必要なお話でも、
無償で相談を聞きますし、アドバイスさせていただきます。


専門性が必要なお仕事に関して、値引きや特別価格などのご相談は受けません。
といっても、今のところ駆け出しなので、
3時間以内、講演・セミナー・ワークショップ・その後の個別相談含む、
という枠組みで、


・社会人5〜6千円(交通宿泊費別途要)
・学生 3千円(上に同じく)


でお仕事をさせていただく予定です。
(あくまで予定です。取り扱う内容によって、変動する可能性はあります。)
(講演依頼に関しては、上記を基本としながらも、
個別状況に合わせてご相談させていただきます。)

あ。高い!と思った学生諸君。ちょっと想像してみてよ。
7年間。僕が独立しようと決断できるまで、7年間かけて、
専門性を磨いてきた仕事です。
32年間。32年間、人と関わることで、培ってきた能力を、
あなたが必要な部分だけ、切って貼って、
端的に明確に、よく知りもしない、あなたに差し上げるお仕事です。


コンビニとか牛丼屋とかハンバーガー屋とか。
レジ打ちとか、品出しとか。マニュアル通りの接客とか。
そういうお仕事じゃないんですよ。


それを時給1,000円でこっちはやると言ってんだ!
人生の切り売りを時給1,000円だぞ!
安いだろ!
ちょっと待って。
自分で思い返しても、ちょっと安すぎるだろ…
僕の7年間が… 僕の32年間が… 人生が…1,000円…
…(;-; )( ;-;)(;-; )( ;-;)… …(゚‐゚*)…

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我を取り戻しました。
なぜ、値引き、特別価格のご相談をお受けできないのか?
それはこういうことです。


僕の仕事は、何か形のあるものではありません。
マインドの変化や、スキルアップという、形にはならないものを提供します。


例えば、鰻屋さんが、大人数でのうな重の注文を受けた際の例

パターン①
幹事さん「30人でうな重を予約したいんだけど」
鰻屋さん「うな重竹 4,000円。合計120,000円でいかがでしょうか?」
幹事さん「ちょっと高いなぁ…もうちょっとなんとかならない?」
鰻屋さん「では、梅にしましょう。お一人様2,500円、合計75,000円でどうですか?」
幹事さん「うん、いいよ!それでお願い!」
鰻屋さん「ありがとうございます!」


パターン②
幹事さん「竹が4,000円、梅が2,500円かぁ… 何が違うの?」
鰻屋さん「松、竹は国産うなぎですが、梅は中国産なんですよ。」
幹事さん「なるほどね!じゃあ国産がいいから、竹にするわ!」
鰻屋さん「ありがとうございます!」


物を扱う商売であれば、上記のように、
お客様に合わせて、複数の価格パターンを提示できるので、
高いな、と言われれば、安いものを提案できます。
その場合、安いのには理由があって、
高いものは高いものなりに良く、
安いものは安いものなりの価値しかないでしょう。


しかし、セミナー・講演会・ワークショップの場合はどうでしょうか?


例:ワークショップのご依頼の際に…
依頼者さん「20名前後のプレゼンテーションに関するワークショップをやってよ」
僕「はい!一回で習得できるものではないので、複数回の受講が望ましいですが。
  とりあえず、1回やってみましょう!
  まずはプレゼンの基本ルール3つを学び、その場で身につけてもらいます。
  3時間、参加者1名様あたり6,000円です!」
依頼者さん「6,000円?ちょっと高いなぁ… 半額でできない?」
僕「半額ですか?んー…
  じゃあ、1.5時間、3,000円で行きましょう!」


数日後、ワークショップ開催
僕「えーっと、プレゼンには3つのルールがあって、ひとつ目は〜〜〜
  はい!2つめのルールの途中、まだ解説もさっぱりできてませんが、
  時間になったので終わりにします!続きは次回のワークショップで!」
参加者「え〜〜〜(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」オオオオオッッッ」


こうなるのが目に見えてます(・・;)


こんなヤクザな商売、僕にはできません…
講演にしてもワークショップにしても。
価格が半分になるのなら、全部半分にしないと公平性が保てなくなります。
だから、大切な部分も半分。肝心な話ができるのは2回目?3回目?いつ?
ほんとは体験して、できるようになるまでやるんだけど、半分だから説明するだけ。
ほんとはここまで説明しないといけないけど、半分だから、その説明は無し。
いつもなら個別の質問に6人答えるけど、半分だから3人まで。


なにこれ?もう詐欺じゃん(〃゚д゚;A


そういうことです。
妥協できないし、手を抜けない商品です。
物や形はないけれど、その時間・空間が商品です。
途中まで組み立てた機械を売ることができないのと同じで、
中途半端に話をして、肝心要は黙っとくような講演・ワークショップはできません。
そんな詐欺まがいなお仕事、させていただくわけにはいきません。
(させてもらったら、楽だし、何回も受けてもらえるから儲かるんだろうけど)
(無料のセミナーって、そういうことだから、大したことないのが多いんですよ。
 ただで大事な話をするわけがないもの。)


というわけで、ご依頼大歓迎ですが、
値引き交渉はご勘弁ください…悪人になれないみたいです、僕…


僕が無料で何かお仕事をさせていただく場合は、
1.依頼者さんたちが、明日食うこともかなわないような状況にありながら、
  僕がお仕事させていただくことで、その人達の食べ物が手に入る変化が訪れる状況で、
  僕の慈悲の心が震えた場合。

2.主催者さんにお金を払っていただく場合。

3.僕の営業・売り込みとして体験していただく場合
の3パターンです。


2月1日から、
プロとしての3つのルールと、
このお金に関するルールだけは守って、
一つ一つ、真摯に、ご依頼いただけるお仕事をさせていただきます。
今後、これまで以上にお世話になります。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m

あ!参考に良い記事見つけました。
http://d.hatena.ne.jp/goto-ahiru/20130207/1360241556