広島ブログ

オープンゲイなHaruの日常

広島でなんとなーくゆるくのほほんと暮らしてる、オープンなゲイの日常です。

歩くカミングアウト 後編

前編をお読みくださいませ。
haruslife.hateblo.jp


カミングアウト、というか自己紹介で、
自分がセクマイであるかどうかを伝えるかどうかは、
人ぞれぞれ、自由です。
好きにしたらいいと思います。


僕個人の問題としては、
取り繕った自分を好きになられても、後々面倒なので、
素の自分で付き合えるように伝えるようにしています。


さて。差別や蔑視、仲間はずれにされる不安。
そういったものを抱えている人も多いですよね。
その不安が強いために、オープンにすることができない…


ちょっと質問ですが。
自分が同性愛者であることを知ったことで、
これまで優しかった、仲良かった態度を急変させる人。
そういう人と、今後も付き合っていきたいですか?
素の自分ではない、仮面を被った自分を好いてくれる人で、
周囲を固めたいですか?


その生活を今後死ぬまで続けたい!と前向きに肯定できるのなら、
そのままで行きましょう!それはそれですごいし、良い!

そうでないなら、人は選ぶべきだけど、信頼できる友達から、
本当のことを言ってみるのもいいと思いますよ。

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自分の境遇を、なんて不幸だ、なんで同性愛者に生まれたんだ、と嘆く。
どうして性別でなんでもくくろうとするの?
どうして社会は自分たちトランスの存在を認めてくれないの?と嘆く。

それも時には必要だし、こっちの仲間で肩寄せ合って、
傷を舐め合う時間があってもいいと思います。

でも、それだけじゃダメ。
自分を振り返ってみて、魅力的な人間になるための自分磨きしてますか?
この人と友達になりたい。仲良くなりたい。この人、好き。
そんなふうに、他者から思ってもらえる自分になるために、
なんかしてますか?


僕の個人的な感覚ですよ、あくまでも。
塞ぎこんでる人を魅力的には思わないですよ。
何か他者とは違う、キラリと光るものがない人に、
人は寄って行かないですよ。


そして、これが大切なんだけど。
そのことは、ノンケも一緒ですよ。
後ろ向きな人には、後ろ向きな人が寄ってくる。
前向きな人には、前向きな人が寄ってくる。
世の中、そういうもんですよ。


受け入れられない、話を聞いてもらえない、
理解してもらえない、仲間はずれにされる。

それは、あなたがそうしてるんです。
聞き入れてもらえるように、
話も、生き方も、態度も、表情も、工夫していない。
自分はなんにもやってないのに、相手には受容を求める。
そんな人の話を誰が聴くんですか?
誰がそんな人と友達になろうと思うんですか?
ノンケの世界もそうでしょ?

それを他人のせいにしてる人すらいる。
挙句は、そういう、本当に困っている人の弱みを利用して、
弱者利権を得ようと政治活動にまでしている、
お金儲けにしている人までいる。

このまま、間違ったセクマイ擁護、セクマイ挙げが続く限り、
日本に本当のダイバーシティブな社会は訪れないでしょう。

僕らは、特別な存在ではないのに、
特別だと思い込んでる当事者がこんなに多いんだから。


まずは、一人の人として、
魅力・活力あふれる人間になれるよう、
一人ひとりが生きること。
自分らしく生きるってのは、セクマイもノンケも、関係ない。
そうとう頑張らないと得られないことでしょ?


それ以外に、僕らの理想の社会を作る道はないと思っています。


親も家族も友達も。
自分の脚でしっかり立てば、必要な人が必要なときに、現れます。
自分の脚でしっかり立つ覚悟さえあれば、ですが。